ニュースをトヨタ式5W1Hで考えてみる
クリエイティブ・シンキング―創造的発想力を鍛える20のツールとヒント
- 作者: 松林博文
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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トヨタ式5W1Hとは、
「5つのWHYとひとつのHOW」のことを指します。「なぜ?」を5回繰り返すと問題の根本的な原因が分かり、「HOW (どのような解決策があるか)」が分かるというものです。
シンプルな手法故に、いろいろな問題に対して容易に適用することができます。
試しにあるニュースに対して適用してみました。
- サンプルニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000149-kyodo-soci
私なりの5W1H 1.何故、この公務員は減給させられたのか? なぜなら公務員の信用を失墜させたから。 2.何故、公務員の信用は失墜したのか? なぜならこの公務員が客を見下す内容のメールを百貨店に送ったから。 3.何故、客を見下す内容のメールを公務員は送ったのか? なぜなら客の態度に立腹したから。 4.何故、公務員は客の態度に立腹したのか? なぜなら客の態度が公務員の想定の範囲外だったから。 5.何故、客の態度は公務員の想定の範囲外だったのか? なぜなら公務員は接客商売を普段行わないから。 解決策:公務員の接客教育に力を入れる。
この公務員は
嫌なワガママな客多いね。もっと客を教育しなきゃ。客は図に乗る民なんだから
とメールで発言しているそうですが、まずは自分の教育を行うほうが良いと思います。
ただし、この例はあくまで解決策の1つに過ぎませんので、
たとえば4番以降で
4.何故、公務員は客の態度に立腹したのか? なぜなら客の態度があまりにも度が過ぎていたから。 5.何故、客の態度はあまりにも度が過ぎてしまったのか? なぜならお客への説明不足やサービス不足があったから。 解決策:抽選等に関してお客へ事前の説明を徹底する。 お客へのサービス全体に関して見直す。
といった解決策も考えられるでしょう。
解決策が1つだけ見つかるケースの方が圧倒的に少ないと思います。
このトヨタ式5W1Hで問題の根本的な解決策をいくつか考案して、
どの解決策が適当かを煮詰めていくと良いのではないでしょうか。