過渡期としてのはてブ

問題は、当該情報がどこでホットなものとして扱われているかだが、今のはてブを眺めていると『はてブでホット』或は『はてなでホット』という表現が最も適当に思える。

ネットの縮図としてみるには、はてブはやや偏っている。

この点に関して補足しておきます。
はてブのホットエントリ/注目エントリには、しばしば無断リンク問題やモテ・非モテはてブコメントといった話題が登場してきます。
また、はてばダイアリーの大御所さんやはてなに馴染みの深いブロガーさんの記事もよく見られます。
こうした現状を俯瞰して思うのは、はてブにおいて『ホットな話題』として取り上げられている情報の一部分は、ネット一般のホットとは違っているなぁということです。
ITmediaが『ネットで話題の「モテ・非モテ」とは!?』といった特集を組んだりは恐らくしないだろう、ということです。
そういった意味で『やや偏っている』と表現しました。


思うにはてブはまだまだ過渡期なのでしょう。

いずれにせよ「探せば結構クリップされている」というのが私の感想です。

というid:ululunさんの意見も真だと思います。
「でも、まだ足りない」というのが私の感想です。
『ネットの縮図』『世間の縮図』として機能するには、まだまだはてブに格納される情報の絶対数が不足していると思ってます。
一方で、必ずしもはてブが『ほげほげの縮図』になる必要性は無いとも思ってます。
人が興味を持った情報が次々と格納されるだけ。ひとまずはそれで良いでしょう。
あとは情報の繋げ方、見せ方の問題です。


試しにはてブで私の知りたかった『ねこひろし』という芸人の情報を検索しましたが、ヒット件数は0件でした。残念。『ねこひろし』さんは、はてな界隈では人気が無いのか、それともはてブにクリップするほどの話題が無かったのかは分かりませんが。
逆に『アンガールズ』さんは結構ヒットしました。
こういう『芸人認知度調査』みたいなことができるのも、はてブソーシャルブックマーク)の強みの一つなのでしょう。
さらに精度を上げるためには、もっと多くの情報がクリップされる必要があると思います。
はてブは過渡期、というのが私の考えです。