CM強制技術とポイント制

「強制的にCMを見せる」技術、フィリップスが発明 - CNET Japan
視聴者から反感を買うこと間違い無しな機能のようだ。
特に気になるのは以下の部分。

この制限を受けないようにするには、放送局に料金を支払う必要がある。この制限機能は番組単位で実装でき、視聴者が各番組の開始時にいずれかを選択できる。

どんなコンテンツを配信するかはTV側の自由だけど、コンテンツを受信した後にそれらをどう料理するかは視聴者側の自由だと思う。
まあそれじゃTV側が困るから、上記のような技術が開発されたりするんだろうけども。


では反対に、どうすればこの技術が受け入れられるかを考えてみたところ、上記引用部分を逆にすればいいんじゃないかと思った。
つまり、制限機能をONにしているユーザには、それに見合った対価としてTV側(スポンサー側)から何かしらのポイントみたいなものを配ればいいんじゃないかと。
「そのポイントは各放送局で放映している通販番組内で利用できます」とか、あるいは「スポンサー製品購入時に利用できます」とか。
ユーザとしては貴重な時間を割いてCMを見ているわけだから、ちょっとくらい還元してくれても罰は当たらないと思う。


それで、そこまでしてCMを見てもらって得た収益から制限機能にかかるコストを差し引いた結果、制限機能導入前とほとんど変わらない利益しか得ていないというデータが得られたら面白いですね。
実際、どういう結果になるか興味あるし、勇気ある放送局は一度導入を検討してみてもいいんじゃないかな。