「次へ」の指す先は?

starocker2006-07-19

Webでは、表示するページが多い場合、よく

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ

のようなナビゲーションリンクが用いられる。
この「次へ」はどのページを指すのが、ユーザにとってより使いやすいのだろうか。
基本的には以下の2種類がある。

  • 次のページを指す『Google型』


現在見ているページの次のページにリンクさせる方法。
どこのサービスが最初に考えたかは知らないけど、例として挙げてるのがGoogleなのでここでは『Google型』と呼びたい。
このGoogle型の特徴としては、見ているページごとに「次へ」のリンク先が異なる点だけど
ユーザとしては「次へ」は「今のページの『次』」ということを暗に知っているため、一度使い慣れれば特に困ることはない。

  • 最終ページの次を指す『Choix型』


Choixのナビゲーションでは、最終ページ(ここでは10ページ目)の次のページ(11ページ目)に対して「次へ」のリンクがはられている。(Choix以外でこの方法をとっているサービスを他に知らないので、便宜上『Choix型』とする)
Choix型の方法では、Google型とは異なり、最終ページ以下のページではどの「次へ」もリンク先が11ページ目になる。
Google型に慣れてる人にとっては、最初のページから2ページ目を開こうとして「次へ」をクリックすると11ページ目が表示されることになるので、最初は面食らうだろう。(私は食らった)
しかし、慣れてしまえば問題ない。


では、どちらのナビゲーション方法がよりユーザビリティに優れているのだろう。
Google型の場合、ページを1ページずつ見ていく際には、今が何ページ目かを意識することなく「次へ」をクリックすれば済む。一方で、例えば11ページに飛びたい場合には一度10ページを開いてからでないと11ページには行けないため、若干の手間が生じる。
反対にChoix型では1クリックで11ページ目に飛べるが、1ページずつ見ていく場合には今のページの隣のページ数を探す必要があるため、ほんの一瞬操作が止まる。
どちらの方法でも決定的に不便になることはないし、一方にできてもう一方にできないことはあるが、それほど大きな差ではないように思う。
恐らく今のWebではGoogle型のナビゲーション方法が多いのではないかという気がするけど、ユーザとしては自分の意図しないページに飛ばされないことが大事なので、この「次へ」がどこを指しているのか見た目で分かる仕組みがあると嬉しいかもしれない。