アイデア発想術2「思考の枠にとらわれていないか疑ってみる」

今回の参考文献

BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術

BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術

思考の枠にとらわれていないか疑ってみる

イデアを考える際、知らず知らずのうちに思考の枠にはまってしまって、そこからなかなか抜け出せなくなることがある。
しかも自分では枠にとらわれていることに気付けないことが多い。

  • 本書からの例題:

地球上のある荒野で、探検家が南へ1000マイル移動した。更に東へ1000マイル動き、最後に今度は北へ1000マイル旅したところ、最初の地点に戻ってきたことに気づいた。彼が出発した場所はどこか。

答え:北極点(または南極点?)
と考えた人が多いのではないだろうか。(私も北極点だと思った)
頭の中では、北極点をスタートとする三角形の枠が描かれていて、もうそれ以上の解答はないと確信しきっていた。
ところが実際には、答えとなる場所は無限に存在するのだ
三角形の枠から脱しない限り、この解答には辿り着けないだろう。


何かアイデアを思いついたとき、思考の枠にとらわれて出てきたアイデアでないかを一度疑ってみる。むしろ疑う習慣をつけるくらいが良いのかもしれない。
そうして初めてより広い視野でアイデアを考えることに繋がるのだろう。