はてブの「お気に入り」に入れる人をGoogleのPageRank的な評価で探してみるのはどうかな

starocker2006-08-22

はてブの「お気に入り」機能はいろいろあって使ってないんだけど、最近の「お気に入り」論を見ていると、またちょっと使ってみようかなと思えるようになってきた。
でもいざ使うとなると、一体誰をお気に入ればいいのか、パッと思いつかない。
自分と趣味嗜好の似ている人?でも、以前にそういう人を「お気に入り」に入れたときは、結局は自分のブクマした記事と同じ記事をブクマすることが多くて、あんまり参考にならなかった気がする。
それとも、被お気に入り数の多い人がいいのか?ただそういう人を「お気に入り」に入れると、他の人と情報のソースが一緒になって、それはそれで面白みに欠ける気がする。


そこで、「お気に入り」に入れる人をGooglePageRank的な評価で探してみるのはどうかなと思った。
参考:http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/~baba/wais/pagerank.html


まず、

PageRank は、 「多くの良質なページからリンクされているページは、 やはり良質なページである」 という再帰的な関係をもとに、全てのページの重要度を判定したものである。

という考えを参考にしてみる。

(図中の緑の星に示される数字は、各ユーザの被お気に入り数)
ここに、AさんとBさんというはてブユーザがいる。AさんもBさんも被お気に入り数は3。
まずAさんをお気に入りに入れているユーザの被お気に入り数を見ると、みんな3となっている。
一方のBさんをお気に入りに入れているユーザの被お気に入り数は各々100ユーザだ。
この場合、PageRankの考えに倣って、Bさんのお気に入り評価ポイント(FaveRank?)の方がAさんよりも高いと判断する。

  • AさんのFaveRank = 3 + 3 + 3 = 9
  • BさんのFaveRank = 100 + 100 + 100 = 300


ここまででも結構面白い結果が得られるんじゃないかなと思うけど、さらにPageRankの考えを踏襲してみる。

あるページの PageRank を、そのページに存在する発リンク数で 割った数が、それぞれ被リンク先の PageRank に加算されるという 関係になっている。

Aさんをお気に入りに入れている各ユーザは、Aさんのみをお気に入りに入れているとする。
一方、Bさんをお気に入りに入れている各ユーザは、Bさんを含めて50ユーザをお気に入りに入れている場合、

  • AさんのFaveRank = 3/1 + 3/1 + 3/1 = 9
  • BさんのFaveRank = 100/50 + 100/50 + 100/50 = 6

となって、今度はAさんのFaveRankの方が大きくなる。
やたらとお気に入りを登録している人からのポイントは割り引かれるわけだ。なんとなく、さっきの方法よりもこっちの方法の方が面白い結果が出そうな気がする。


FaveRankの高いユーザは、被お気に入り数の大きいギークな人やアルファな人に認められた情報感度の高いユーザである可能性が高いんじゃないかな。
そういった人のブクマする記事ならぜひ知っておきたい。お気に入りに入れておきたい。