『本で見つけた名言を投稿・検索できるサイト「バーブル」』は著作権法的にOKなのでしょうか?

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http://verble.jp/
『本で見つけた名言を投稿・検索できるサイト「バーブル」』という面白いアイデアのサイトをはてブで知りました。
古今東西の名言を一挙に知ることができて非常に便利な反面、これは著作権法的にOKなのかどうかが気になります。


バーブル」で投稿される名言は著作物を利用したもので、その名言が著作権者の許諾を必要としない「引用」にあたるか否かがポイントではないかと思います。
著作権法において正当な引用と認められる条件は

  1. 文章の中で著作物を引用する必然性があり、引用先が自分の作成した文章であること。つまり、引用を独立してそれだけの作品として使用することはできない。
  2. 質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」という関係にあること。
  3. 本文と引用部分が明らかに区別できること。例『段落を変える』『かぎかっこを使用する』
  4. 引用元が公表された著作物であること。
  5. 出所を明示すること。(著作権法第四十八条)

via 引用 - Wikipedia

とのこと。
上記条件のうち3、4、5については満足していると思いますが、条件1、2についてはどうでしょう?
『引用する必然性』『引用先が自分の作成した文章』『質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」という関係にある』という3点を満たしていないように思えます。
つまり、現状の「バーブル」に投稿される名言は「引用」ではなく「転載」なのではないかなと。
「転載」の場合、原則として著作権者の許諾を得ることが必要となりますが、そのような手続きをした後に名言を投稿するのは現実問題として不可能ですよね。
よって「バーブル」に投稿される名言が「引用」であることを示す方法なり解釈なりが必要ではないかと思いますが、法律専門家ではない私にはちょっと分かりません。。
あるいは私の解釈が間違っていて、「バーブル」の名言は「引用」にあたるという説明・判例がどこかにあると嬉しいのですが。