人生相談は「不幸な人」にしよう 心理学に学ぶ意外な日常の法則
人生相談は「不幸な人」にしよう 心理学に学ぶ意外な日常の法則 [ソフトバンク新書]
- 作者: 内藤誼人
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/10/17
- メディア: 新書
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どれもこれもユニークな内容で、心理学と聞くとちょっと取っ付き難そうだけどとても分かりやすかった。常識や直感と反するデータもチラホラあり、人間心理の奥深さを感じずにはいられない。
本書の中で興味深かったものをいくつかメモ。
- いいことだけに目を向けるのが健康の秘訣:日々のちょっとした「いいこと」を記録するだけで生活が健康的になっていく。「いいこと日記」のススメ。
- 嫌われ者ほど、交通事故をよく起こす:はっきりとしたメカニズムはまだ不明だけど、そういった傾向が確認されている。誰かに車で送ってもらうときはその人の人柄を要チェック。
- 他人をホメるのは、周囲に人がいないところで:大勢の前で誰か一人だけを褒めると、あなたに対する周囲の評価は下がる傾向にある。
- 自信のない男は、働く女性を嫌う:自分に自信が持てないタイプほど、女性には専業主婦になってもらいたがるらしい。そういう男性は偏見に左右されやすい傾向にあるそう。
- 頭がいい人のことを考えろ:「天才とは?」などと考えると、自分の頭も良くなる。「○○(適当な偉人とか)ならどう考えるだろう?」と思考してみる。
- 腕を伸ばすかどうかによって、思考の働きも違ってくる:直感的な思考をするときは腕を曲げ(腕を組むとか)、理性的な思考をするときは腕を伸ばすとよい。
- サブリミナルが効果的なのは、そういう欲求を持っている人にだけ:例えば「ノドが乾いた」というメッセージは実際にノドが乾いた人にしか通用しない。
- 業績悪化の理由を言い訳している会社は、1年後に株価が下がる:自社の責任を素直に認め(不況のせいにしない等)、その状況をコントロール可能と考える企業は反対に株価が上がる傾向にある。
- 不況だと、「大柄な女性」がモテる:これも反対に、小柄な女性がモテているときは好景気。
- 長い名前の人ほど"成功"しやすい:「ケン」よりは「ケンタロウ」を。短い名前は"親しみやすい"印象を与える。
- 締切がないと、だれも行動しない:これはその通りかな。。あと締切間際にならないと行動しないという結果も。。(身に覚えがあり過ぎる。。)
- 無意味な"雑談が"、楽しさを決める:「無意味な雑談の時間」の有無が仕事の楽しさと関係する。
- リーダーに必要な資質とは?:ぐいぐい引っ張っていくよりも、メンバー間を調整する「調整力」に長けた人がリーダーになりやすい。
- 起業家としての成功を約束する"7つ"の特性:1.物事を単純に考えることができる 2.物事を明確に考えることができる 3.物事を要約して考えることができる 4.挑戦する心を持っている 5.未来志向である 6.同じ気持ちを長く保つことができる 7.だれにも負けないやる気を持っている