事はそれほど楽観的ではないかもしれない

デジタルARENAの記事に反応しつつ、心のどこかでただのゴシップ記事だなと思っていたけど、実は案外と大きな問題を孕んでいるのかもしれない。
かつてネットの裏(闇、アングラ等々)の世界といえば、やはり2ちゃんねるが挙がっていたと思われるが、昨今の電車男ブームを見ていると、世間的には「2ちゃんねるって、思ったほど暗い奴じゃないじゃん」と、ちょっとあか抜けた奴に思われつつあるのではないか、という気がしてくる。
また「2ちゃんねるは知ってるけどはてブは知らない」という人は、その逆に比べて多いのではないか、とも思う。
確かに2ちゃんねるを取り上げるマスコミは多いが、はてブを取り上げるのはせいぜいITmediaやCNETと言ったIT系ニュースサイトくらいだ。
そして今日はてブが記事に取り上げられたかと思えば、「はてブはWebの裏世界」ときたものだ。
かつて「国内初ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」開始」と声高に宣言してた頃は、まさかWebの裏世界とまで言われる事になろうとは、はてなの中の人も外の人も思っていなかった事だろう。
とにかく、はてブの数少ないメディア露出チャンスにおいて、「裏世界」と評されてしまうのはあまり喜ばしい事ではない。
デジタルARENAがどう思っていたかは知らないが、該当記事を「2ちゃんねるは知ってるけどはてブは知らない」人が目にすれば、「ネットの裏世界は2ちゃんねるからはてブへ移ったんだなー」と、変な誤解を与えかねない。
誤解で済めばいいが、「はてブ使ってます」と発言すれば白い目で見られたり、はてブから第二の電車男が生まれる期待を背負わされたり、心配すれば枚挙に暇がないがそれは心配し過ぎなのでスルーしてください。
要は、はてブのイメージを改善すべく、はてブ・イメージアップ・キャンペーンなどの手を打たないと、またデジタルARENAの第2回記事ではてブのダークサイドが暴かれて、ますますWebの裏世界というレッテルが世間に認知されるのではないか、という危惧でした。