日本では「日本初」の「ソーシャルニュース」が2つ存在する?

先日、久しぶりにChoix見てみたら、ブラウザの上部に表示されるサイトのタイトルが変更されていることに気付きました。
一般に公開された頃は「ソーシャルブックマークコミュニティ」と冠が付いていたはず。
[参考]目指すはDigg.com? - ソーシャルブックマークコミュニティー Choix - sta la sta
それが、今見ると

日本初のソーシャルニュース(ニュース2.0):発見、保存、分かち合い

と、「日本初」の「ソーシャルニュース」に加えて「ニュース2.0」まで追加されています。
「ソーシャルニュース」の方が客寄せには有利とChoixの中の人が判断したのかどうかは知らないけど、それよりもこの「日本初」を見て、あれそういえば、と思ってググってみたら出てきました。


仮想通貨ニュースサイト

newsingとは?
newsing(ニューシング)は、日本初のソーシャルニュースサイト。


という訳で、日本には「日本初」のソーシャルニュースが2つ存在するようです。
まあどっちが早いか遅いかではなく、サービスの質で競ってもらえれば幸いなのですが。
「世界初」には価値があるだろうけど、「日本初」にはそれ程の価値は無いんじゃないかな。


ところで、「ソーシャルニュース」って一体何を指す言葉だろう、SlashdotDiggの違いはどこにあるのだろう、とずっと考えていたのですが、こちらのHot Wiredの記事を見たらなんとなく分かったような気になりました。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051124201.html

開設7年、テクノロジー系ニュースの草分け的サイトであるSlashdotには編集チームが存在するのに対し、ディグは登録ユーザーによる推薦と投票をもとに記事を掲載している。

SlashdotDiggの大きな違いの一つが記事の編集方法なんですね。
Slashdotではサービスサイドの編集チームによってトップに掲載される記事が決定されるのに対し、Diggではユーザサイドの裁量によって決定されると。
そういう仕組みだからこそ、Diggは「Web2.0」とか言われたりしてるんですよね。今更ながらなるほどと思いました。


この編集方式でもってChoixとnewsingを見てみると、どちらもDigg方式を採用しているようです。
その意味では、Diggが「ソーシャルニュース」と呼称されるのであれば、両者ともに「ソーシャルニュース」と呼んでも構わないのかな。
一方で、gooソーシャルニュースは、決められたブロガーのみが記事を投稿可能なようで、これを「ソーシャルニュース」と呼んでしまってよいものかどうかは微妙な気もします。
でも結局は、「日本初」かどうかとか、「ソーシャルニュース」かどうかといったことにこだわり過ぎるよりも、サービスとして面白いものを提供できるかどうかが大切なんでしょうね。