アイデア発想術6「クレージー・ブレーンストーミング」
なぜ「アイデア発想術6」なのかというとそれは1〜5が存在するからで、約一年前に暇を見つけては書き綴っていこうと思ったまま停止していたものです。。
なぜか今日その存在をふと思い出した。せっかくなのでまた暇を見つけては書き綴っていこうかなと。
しばらくは参考文献で紹介されてるシンキングツールをいくつか簡単にまとめてみたいと思います。
今回の参考文献
クリエイティブ・シンキング―創造的発想力を鍛える20のツールとヒント
- 作者: 松林博文
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: 単行本
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クレージー・ブレーンストーミングとは?
通常のブレーンストーミングの変形・拡張版。課題の一部を「突拍子のないもの」に置き換えることで発想を活性化させる。
クレージー・ブレーンストーミングの進め方
- 問題を分かりやすい文章で表現する
- 問題の一部を一般常識では考えられないような「別の内容」に置き換える
- 置き換える箇所や内容の組み合わせでいくつかの「クレージーな問題」をつくり、ブレーンストーミングを行う
- クレージー・ブレーンストーミングの結果得られたアイデアをオリジナルの問題解決に適用できないか考える
クレージー・ブレーンストーミングの例
多忙な営業マンに研修を受けさせたい。研修の参加率を高めるためのアイデアを考える。
- 課題設定:『できるだけ多くの営業マンをどのようにしてトレーニングプログラムに参加させることができるのか』
ますは変更箇所の選定。ここでは「営業マン」「トレーニングプログラムに参加させる」をクレージーにしてみる。
- 営業マン→ネコ、宇宙人、怪獣、etc
- トレーニングプログラム〜→お化け屋敷に行かせる、飛び込み台からプールへ飛び込ませる、ラブシーンを演じさせる、etc
クレージーな要素をはめ込んで新しい問題文をいくつか作ってみる。
- できるだけ多くの「ネコ」をどのようにして(トレーニング)プログラムに参加させることができるのか
- できるだけ多くの営業マンをどのようにして「お化け屋敷に行かせる」ことができるのか
- できるだけ多くの「怪獣」をどのようにして「飛び込み台からプールへ飛び込ませる」ことができるのか
これらの問題の解決法をブレーンストーミングする。
- 「エサ」でおびきよせる。異性のネコで誘惑する。興味の対象などをちらつかせる。etc
- お化け屋敷についての興味深いパンフレットをつくる。お化け屋敷経験者から口コミで面白さを広げてもらう。etc
- 怪獣を飛び込み台からプールに突き落とす。怪獣のエサをプールに浮かべておく。etc
これらのアイデアをもとの課題と照らし合わせて問題解決のヒントを得る。
それぞれのヒントから具体的なアイデアを考える。
などなど