iPodでWebサイトを閲覧するpodSites.com


Cross-Platform Analytics and Attribution for Podcast Advertising | Podsights
iPodにはテキストファイルを表示する『メモ』機能が付いてますが、
その機能を利用して、簡単なWebサイト*1を閲覧しようという試みがpodSites.comです。

メモ機能のサポートするタグ

iPodのメモ機能はいくつかのHTMLタグをサポートしてるようです。

  • aタグ
  • brタグ
  • pタグ
  • titleタグ

このうち、pとbrは使わなくてもテキストファイル中で改行すればよいです。
titleタグは使用しない場合、テキストファイル名がiPod上に表示されるので、無理に使う必要はありません。
メモ機能で一番大事なのは、リンクを生成するaタグです。
このaタグで別のテキストファイルへリンクを張ったり
iPod内の音楽ファイルへリンクを張ったりする事が出来ます。
基本構造はHTMLと同じで

<a href="destination">link text</a>

となります。
例えばhogeフォルダのfooという名前のファイルへリンクを張りたければ

<a href="hoge/foo">link</a>

となります。
その他、詳しいリンクの張り方は、
http://podsites.com/make.cfm
http://www.macworld.com/2004/09/secrets/septgeekfactor/index.php/
を見ると分かると思います。

podSitesの作り方

http://podsites.com/style.cfm
ココにガイドラインがあります。
ナビゲーションやタイトル、強調文字についての推奨がありますので、一度目を通しておいた方が良いでしょう。

podSitesの公開

podSitesはPodcastingを応用することを考えているようです。
PodcastngではRSSのenclosureタグ内のURL属性で音声ファイルの場所を示していますが
このURLにpodSitesファイル(zipファイル)の場所を指定することで、WebサイトのPodcastingを実現するようです。
ユーザはダウンロードしたpodSitesファイルを解凍し、
iPodの『Notes』フォルダへ保存することで、
podSitesコンテンツをiPod上で楽しむことができます。
http://podsites.com/submit.cfm
コチラでコンテンツの登録ができ、登録したコンテンツは
http://podsites.com/directory.cfm
に表示されるみたいです。RSSの配信はやってないのかな。

podSitesの課題

We are hosting these podSites to minimize the possibility of podSites being used as a way of delivering viruses and other malware.

podSites登録のページにある文章ですが、
確かにpodSitesコンテンツと偽ってウィルスを混入して
それを知らないでダウンロードする危険性はありますね。
また、配信するテキストファイルのコピーライトの問題もあるようです。
あとはApple側がメモ機能をどこまで拡張するかで
コンテンツの表現が大きく変わってきますね。
せっかくカラー液晶を備えているんだから、
文字の色を変更したり、文字の装飾(BoldやItalic)をサポートしたり、画像の表示をサポートしたりしてくれると、
podSitesはもっと盛り上がりそうな気がします。

podSiteの例

Home :: andrewembler.com
コチラではいろんなカクテルの作り方を載せたテキストファイルを
podSiteとしてアップしてくれてます。
ダウンロードしたファイルを解凍して、iPodの『Notes』フォルダへ入れれば
iPodの『エクストラ』>『メモ』でメニューからカクテルの作り方を閲覧する事が出来ます。
他にもいろいろコンテンツが出てきそうで、なかなか楽しみです。

*1:Webサイトとは言ってもテキストしか表示できないですが。