はてブコメントのみで批評を完結しないで欲しい
はてブコメントで批評するな、とは言いません。
ただ、はてブコメントで批評する際には、きちんと最後まで主張して欲しい、というのが私の考えです。
理由1:批評の続きが気になる
以前、私のエントリをブクマした方の中に、「考え方が間違っている」というはてブコメントをつけている方がいました。*1
そういった意見をもらえるのはありがたいことですが、ただこの場合、
- 具体的にどの箇所が間違っていると感じられたのか
- はてブコメントを付けたあなたの意見はどうなのか
といった点が不明なため、しばらく気になりっぱなしでした。
そのコメントをつけた方は、
- はてなダイアリーを開設していなかった
- 私のブログに対するトラバやコメント欄への書き込みは無かった
ために、上記2点に関しては結局分からないままです。
こういった批評は自分の視野を広げるチャンスであると考えているだけにすごく残念でした。
ブクマ先の内容に関して賛成や同意を示す場合は、「賛成」「同意」のみでも機能するかもしれません。
それでも、「一部のみ同意」であるなら、やはり同意できない箇所と何故同意できないのかを主張して欲しいと思います。
できたら、ブログのコメント欄に書くよりも、自分のブログ上で表明してもらえると、自分が批評してもらえるチャンスが生まれて一石二鳥かと。
幸い、ネット上には無料でブログを開設できるサービスが多数存在しています。
はてブコメントやブログのコメント欄のみで完結していた人は、ぜひ一度自身のブログで自身の意見を述べてみることをお勧めします。
理由2:はてブコメントは批評足りうるか
2005-11-18
こちらのエントリで指摘されてるように、はてブコメントの字数制限内で適切な批評が行えるか、ということです。
goo辞書で批評を調べますと、
ひひょう ―ひやう 0 【批評】 (名)スル 事物の善悪・優劣・是非などについて考え、評価すること。 「文芸―」「作品を―する」
とあり、やはりその意見のどこが間違っている(或いは正しい)と感じたか、その理由を含めて主張することで、初めて批評と呼べるのではないでしょうか。
それを50文字の制限内で行うのは、よほどの文章の達人でも難しいと思います。
そういった意味で、はてブコメントで批評めいた事を書くくらいなら、自分のブログ等ではっきり主張した方が良いのではないでしょうか。
その際、はてブのコメントはこれから書く主張の予告として機能すると思います。
理由3:はてブコメント欄は2ちゃんねるではない
最近、はてブコメントの持つ雰囲気が裏世界(恐らく2ちゃんねる)と評されましたが、
しかしはてブと2ちゃんねるでは違う点も多いと思います。
例えば、はてブコメントでは原則1人1コメントまでです。
2ちゃんねるのように時系列的に次々とコメントが書かれる、というわけにはいきません。
自分のコメントに対してレスが付くなら話は別ですが、
あいにく、はてブコメントにはそのような機能はありません。
はてブコメントで批評を行った人にとっては、その批評が自身にとっての「真実」として定着したまま、その考えを見直す機会を失いかねないのではないでしょうか。
はてブコメントには投げっぱなしジャーマンな面があるので、はてブコメント欄は批評・議論の場としてふさわしくないと思います。