相手の嘘を見破るためのいくつかの方法

もうエイプリルフールは終わりましたけど、なかなかためになる記事がありましたのでご紹介。

相手のボディランゲージや反応から嘘を見破る

via How to Detect Lies - body language, reactions, speech patterns

嘘を付くときのボディランゲージ
  • 腕や手の動きといった肉体的表現が制限されて固くなる。手、腕、足の動きが自身の体に向かうようになる。
  • アイコンタクトを避けるようになる。
  • 顔、のど、口を手で触る。鼻や耳の後ろ側を触ったり引っ掻いたりする。開いた手で胸や心臓のあたりを触れたりはしない。
感情的なジェスチャーと矛盾
  • 感情的なジェスチャーおよび感情のタイミングや継続時間が、標準のペースから外れる。感情の表れが遅れたり、通常より長引いたり、突然止まったりする。
  • 感情的なジェスチャー(表情)と言葉の間にタイミングのズレが生じる。例:贈り物を受け取り「とても嬉しいわ!」と言った後(同時ではなく)に、微笑みの表情を表に出す。
  • ジェスチャーや表情が言葉と一致しない。
  • 感情を偽ろうとすると表情が口の動きに制限される。例:自然に微笑むときは、口以外に眼、ほお、額などの筋肉も動く。
相互作用と反応
  • 後ろめたいことのある人は防御的になる。反対に潔白な人はしばしば攻撃的になる。
  • 嘘をついている人は質問者から顔や体を背けることがある。
  • 嘘をついている人は無意識的に自分とあなたの間に物(本やカップなど)を置くだろう。
言語のコンテキストと内容
  • 嘘をついている人は質問に答えるのにあなたの言葉を使うだろう。例:「最後のクッキーを食べた?」「いや、最後のクッキーを食べてないよ」
  • 短縮した発言は正直である傾向が高い。例:“I did not do it”→“I didn't do it”
  • 嘘をついている人は直接的な発言(直接何かを否定する、等)をしないことで「嘘をつく」行為を避けることがある。
  • 後ろめたいことのある人は余計な情報などを加えるなどして普段よりもよく話すかもしれない。会話における沈黙が居心地よくないからだ。
  • 嘘をついている人は代名詞を省いて単調なトーンで話すかもしれない。
  • 不明瞭な言葉で静かに話し、かつ構文や文法がおかしくなるかもしれない。
その他のサイン
  • 相手が嘘をついていると思うなら、話題をいきなり変えてみる。相手が嘘つきなら、喜んで変更に従い、よりリラックスした態度を取るだろう。相手は話題の変更を待ち望んでいたのだ。(反対に相手が潔白なら突然の話題変更に困惑し、前の話題へ戻りたがるだろう。)

目の動きから嘘を見破る

via Eye Direction and Lying - How to detect lies from the direction of an individual's gaze / visual accessing cues.

上の図は"Visual Accessing Cues"というものだそうです。右利きの人に質問した際、あなたから見て相手の目がどの方向を向いているかによって、相手の思考状態が推測されるそうです。(左利きの方は反対の方向になるようです)

左上を向いている(図中:Vc)

質問の回答を視覚的に組み立てようとしている。
質問例:「紫の牛を想像してみてください」

右上を向いている(図中:Vr

質問の回答を視覚的に思い出そうとしている。
質問例:「あなたが最初にすんでいた家の色は何色でしたか?」

左を向いている(図中:Ac)

質問の回答を聴覚的に組み立てようとしている。
質問例:「頭の中で可能な限りの高音を鳴らしてみてください」

右を向いている(図中:Ar)

質問の回答を聴覚的に思い出そうとしている。
質問例:「あなたのお母さんの声を思い浮かべてください」

左下を向いている(図中:F)

質問の回答を嗅覚、触覚、味覚的に思い出そうとしている。
質問例:「キャンプファイアのにおいを思い出せますか?」

右下を向いている(図中:Ai)

質問の回答を自分自身に向けて話している

例えば、、、

「あなたは昨日、どこに居ましたか?」と質問したとき、相手の目が右上を向いているなら答えを視覚的に思い出そうとしていますが、左上を向いている場合は視覚的に答えを組み立てようとしており、その答えは作られたもの、すなわち嘘である可能性が高い、という使い方ができるということでしょうか。
そうなると「左上」と「左」が怪しいサインなのかな。。まあ質問に依りますね。


ここで挙げた嘘つきのサインは単体で表れる場合もあれば複合的に現れる場合もあるでしょうし、サイン自体とても微細かつ瞬間的なものかもしれません。逆に言えば、サインかなと思ったらその人のクセだったなんて場合もあるでしょう。そもそもこういったサインの意味することは絶対的なものではないと思いますし。あくまでも参考程度に覚えておくのがよいのでしょうね。